2022-01-01から1年間の記事一覧

All In One Basic 10回目終了

無駄な努力。

語学は慰め

「ケータイ万能 フランス語文法」二回目終了。 現実への指向を持たない語学など、所詮パズルにすぎないと人は言う。その通りだと思う。だがもうそれでいい。未来? 夢? もうそんなものはどこにもない。残された時間があるだけだ。

「学問の技法」橋本努/ちくま新書

多くの学生がレポートや論文の書き方がわからず、最終的にまとめ勉強程度の卒論を書いて、大学を卒業していく。その一方で、何も教えなくてもすぐに「学問」に取り組める学生がいる。これには生活資本の格差の影響が大きい。上流層は高い生活資本にともなっ…

河盛好蔵「河岸の古本屋」

昭和30~40年代の文章集。過半、再読の価値あり。表題作を含む「パリ今昔」は言わばパリ小史にして、三読四読に価す。再読すべき章節に、鉛筆で印をつける。 書き込みや線引きは鉛筆にて。かつて三色ボールペンなるものが流行りおり、試してみるも、再読時に…

J.P.マンシェット「愚者(あほ)が出てくる、城塞(おしろ)が見える」 

ディック・フランシスやギャビン・ライエルが好きではない。しょっちゅう出てくる〈気の利いた〉セリフがうるさくて仕方ない。特にギャビン・ライエルはほとんど毎ページのように出てくる(という印象がある)。〈気の利いた〉セリフというのは、例の「男は…

初オークション

「古代の箴言」(仏語)に¥9260入札したが、落札できず。落札価格は¥16000。ろくに読めもしないのだが、箴言集なら仏文読解の演習に良いかと思ったのだ。そんなものペーパーバックでいくらでもありそうなものだが、それではモチベーションが上がらない。だ…

M.ピカート「騒音とアトム化の世

世界に神を前提している。神なき世界、神を忘れた、あるいは神を否定する人間は無意味ということか。この神はキリスト教の神だが、ご利益神ではなく、沈黙の神だ。このロゴスとしての神が、世界を支え、世界に意味を与えている。 「個々のものを節度のなかに…